こんにちは！

横浜市鶴見区にありますヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療 うえの歯科医院、歯科衛生士の田中です。

最近医院には筍が生えてきて、竹へとぐんぐん伸びて成長しています🎋

今日はインプラント治療で歯茎が痩せたり、黒くなってしまう原因についてお話ししていきます！

◾️インプラント治療後に歯茎が痩せる原因

歯茎が下がったり、痩せてしまうと、見た目の印象が変わるだけでなく、インプラントの安定性や清掃性にも影響を与えます。以下のような原因が考えられます。

◇インプラントの噛み合わせが悪くなっている

噛み合わせのバランスが悪いと、一部のインプラントに過剰な力がかかってしまいます。その結果、歯茎や骨にストレスがかかり、徐々に痩せていくことがあります。

◇歯ぎしりや食いしばりをしている

無意識に強く噛みしめる習慣は、インプラント周囲の組織に負担をかけます。特に夜間の歯ぎしりはコントロールが難しく、マウスピースの使用が推奨されることもあります。

◇口腔内が不衛生な状態になっている

日々のブラッシングが不十分だったり、定期的なメンテナンスを受けていなかったりすると、プラークや細菌が蓄積し、歯茎に炎症を引き起こしてしまいます。これが原因で歯茎が痩せることもあります。

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◇オーバーブラッシングをしている(磨きすぎ)

力を入れすぎたブラッシングは歯茎を傷つけてしまい、痩せる原因になります。

◇過度な喫煙をする

タバコに含まれるニコチンなどの成分は血流を悪化させ、歯茎の健康を損ないます。インプラントの成功率を下げるだけでなく、治療後の歯茎の退縮を引き起こす要因のひとつです。

◾️インプラント治療後に歯茎が黒くなってしまう理由

インプラントの周囲に黒ずみが見られると、不安を感じる患者様も多いです。原因はいくつか考えられます。

◇歯茎が痩せている

インプラントの上部構造(インプラントの上に被せる人工の歯)は、チタンなどの金属素材が使われています。健康な歯茎がしっかり覆っていれば問題ありませんが、歯茎が痩せて薄くなると、金属が透けて見え、黒っぽく感じることがあります。

◇インプラント周囲炎になっている

インプラント周囲に炎症が起こると、歯茎が腫れたり、退縮したりするだけでなく、見た目にも暗い色調に変わることがあります。進行すると骨の吸収も起こるため、早期の発見と対処が必要です。

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◇不適切な位置にインプラントが埋入されている

インプラント部分が黒くなったと誤解されるケースの中には、実際には近くの銀歯による変色が原因となっている場合があります。銀歯の金属イオンが歯茎に沈着して黒ずんで見える現象（メタルタトゥー）で、インプラント自体が原因ではありません。

 

◾️インプラント治療で歯茎は再生できる？

歯茎や骨が痩せてしまった場合でも、現在では再生療法によって回復が見込めるようになってきています。

◇エナメルタンパク質による再生

エナメルマトリックスタンパク質を使って、歯根膜の再生を促す方法です。主に歯周病により失われた組織の再建に使われます。

◇自家骨を移植

患者様ご自身の骨を別の部位から採取し、インプラント周囲に移植する方法です。拒絶反応が起きにくいというメリットがあります。

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◇欠損部分に吸収性膜(メンブレン)を設置

骨や歯茎の再生スペースを確保するために、再生誘導用の膜を欠損部に設置します。これにより、不要な細胞の侵入を防ぎ、骨や結合組織の再生を促します。イメージとしては骨補填剤の上に敷いて蓋のように使います。

◇骨補填剤を欠損部に充填

人工骨や他人由来の骨補填材を使用して、骨量を補う治療法です。骨が少なくてインプラントを避けていた方にも選択肢が広がっています。

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◾️インプラントと歯茎周辺の関係に関するよくある質問

◇インプラント治療後、歯茎を移植することはできる？

結合組織移植（CTG）や遊離歯肉移植（FGG）といった方法で、歯茎の厚みや幅を補うことができます。これにより審美性が改善されるだけでなく、インプラント周囲の清掃性も高まります。

◇インプラント治療後、歯茎から金属が見えるのはなぜ？

歯茎が薄くなっていたり、痩せてしまっていると、インプラントの金属が透けて見えてしまうことがあります。また、前述のように、銀歯の金属イオンが歯茎に沈着して黒く見えることも。治療前の設計と歯茎の厚みの確認が非常に重要です。

 

◾️まとめ

インプラント治療は、適切なメンテナンスとお口全体の健康維持が大切です。

最近ちょっと気になるかも、、と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください！